【5月12日 AFP】米男性誌プレイボーイ(Playboy)は11日、全身ヌード写真の掲載を廃止して以降初となる「今年のプレイメイト(Playmate of the Year)」を発表した。

 選ばれたのは、米カリフォルニア(California)州パームデール(Palmdale)出身のモデル・女優のユージーナ・ワシントン(Eugena Washington)さん(31)。ビバリーヒルズ(Beverly Hills)にある邸宅「プレイボーイ・マンション(Playboy Mansion)」で報道陣にお披露目されたワシントンさんは、賞金10万ドル(約1000万円)と共に贈られた高級スポーツカー「フィアット124スパイダー(Fiat 124 Spider)」の前で、世界に向けてポーズを取った。

 プレイボーイは、1953年にマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)が初めて見開きページを飾って以来、最も有名な成人向け娯楽雑誌として知られる。ワシントンさんが表紙を飾る6月号は、同誌が正面の全身ヌード写真の掲載を廃止してから4号目に当たる。

 ワシントンさんは、「とてもうれしい。世界はどんどん変わっていく。これがきっかけで同誌に対する見方が変わり、新しい読者が増えることを期待している」と語った。

 ワシントンさんが初めて「今月のプレイメイト」として誌面に登場したのは、昨年12月。歴代の「今年のプレイメイト」57人のうち、黒人モデルはワシントンさんを含め3人しかいない。(c)AFP