【5月9日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ウェルズ・ファーゴ選手権(Wells Fargo Championship 2016)は8日、ノースカロライナ(North Carolina)州シャーロット(Charlotte)のクウェイルホロー・クラブ(Quail Hollow Club)で最終日が行われ、通算9アンダーで並んだロベルト・カストロ(Roberto Castro、米国)とのプレーオフを制したジェームズ・ハーン(James Hahn、米国)が優勝した。

 今大会までに8週連続で予選落ち、さらにはスコア60台を2月以降記録していなかったハーンだったが、プレーオフで2015年のノーザントラスト・オープン(Northern Trust Open 2015)以来となるツアー通算2勝目を挙げるパーパットを沈めると、目には涙を浮かべていた。

 これまでのスランプに終止符を打ったハーンは、「予選落ちが8週間続いたことはつらかった。自分自身に問いかけるんだ。これで大丈夫なのか?もう二度と起こらないのか?ってね」と明かし、「ツアー2勝目を挙げられるなんてどうにかなりそうだ。最初のプレーオフで決着をつけられて良かった」と語った。

 ジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)が通算8アンダーで3位に入り、通算7アンダーの4位タイには、ロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)に加え、大会通算5度の優勝を誇るフィル・ミケルソン(Phil Mickelson)、前日首位のリッキー・ファウラー(Rickie Fowler)、そしてアンドリュー・ループ(Andrew Loupe)の米国勢が並んだ。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)は通算4アンダーで11位タイに終わった。(c)AFP