バス2台とタンクローリーが衝突炎上、73人死亡 アフガニスタン
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【5月9日 AFP】アフガニスタン東部ガズニ(Ghazni)州の幹線道路で8日、バス2台と石油タンクローリーが正面衝突して炎上する事故があり、保健当局によると少なくとも73人が死亡、数十人が重傷を負った。
事故が起きたのはアフガニスタンの二大都市、首都カブール(Kabul)と南部カンダハル(Kandahar)を結ぶ主要幹線道路。女性や子どもを含む犠牲者の多くは焼死し、遺体は識別不可能な状態という。衝突車両は完全に焼失し、現場には刺激臭のする煙が立ち込めた。
カブールに近いガズニ州は、アフガニスタンでも旧支配勢力タリバン(Taliban)の攻勢が最も多い地域。現場は、幹線道路沿いでも戦闘が頻発する地域にあり、武装勢力の襲撃を恐れるバス運転手らが猛スピードで走り抜ける場所として知られていた。
助かったバス乗客の1人は「運転手のせいだ。無謀な運転をしていた」と話している。(c)AFP/Zakeria Hashimi