【5月7日 AFP】ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)で先月29日、豪雨による洪水などの影響で6階建ての住宅ビルが崩壊した事故で、7日までに確認された死者は少なくとも40人、行方不明者は80人に上っている。

 現場は人口が密集するナイロビの貧困地区フルマ(Huruma)地区で、川に面してワンルーム形式の住戸が入っていたこの築2年のビルには150世帯が住んでいたが、構造的な危険性が指摘され、取り壊しが予定されていた。しかし、避難命令は無視された。事故後、ケニア政府は周辺で同じように倒壊の危険性があるビルの取り壊しを命じた。(c)AFP