【5月1日 AFP】先月マグニチュード(M)7.8の地震が発生した南米エクアドルで4月29日、72歳の男性が13日ぶりに救助された。同国に救助隊を派遣していたベネズエラ政府が4月30日、発表した。

 在エクアドルのベネズエラ大使館がウェブサイトで発表したところによると、ベネズエラの救助隊は29日、エクアドル西部のマナビ(Manabi)州で建物の被害状況の調査をしていたところ、「一部損壊した建物の中で音を立てていた」マヌエル・バスケス(Manuel Vasquez)さんを発見したという。

 バスケスさんは腎臓に問題がある他、脱水症を発症し、つま先部分も失っており病院に収容された。

 4月16日に発生した地震はエクアドルでここ数十年で最大で、沿岸の観光地では建物が崩壊し、道路などのインフラも被害を受けた。在エクアドルのベネズエラ大使館のウェブサイトによると死者はこれまでに660人に上っている。(c)AFP