ケニアのビル崩壊、少なくとも7人死亡 暴風雨でも死者7人
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【4月30日 AFP】暴風雨に見舞われたケニアの首都ナイロビ(Nairobi)で29日に6階建てのビルが崩壊した事故で、少なくとも7人が死亡した。警察当局が30日、発表した。現場ではがれきの下敷きになっている人々がいるとみられ、救助隊による捜索が現在も続いている。
ビルが崩壊したのは暴風雨に見舞われた29日の午後9時半(日本時間30日午前3時半)ごろ。ケニア赤十字(Red Cross)によると、天候が回復した事故発生から約10時間後、がれきの中から1人が救助されたという。
一方で、ナイロビ警察のジャフェス・コーメ(Japheth Koome)氏はAFPの取材に対し、「昨晩ビルが崩壊してから7人の死亡が確認された。他に121人が救助され、病院へ搬送された」と述べた。
警察や救急当局と連携して捜索活動に当たっているケニア赤十字は、計150世帯がビル崩壊の影響を受けたとしている。
また人口が密集するフルマ(Huruma)地区の近隣の建物2つが危険と判断され、住民らが避難した。
30日朝に現場を訪れたナイロビ州のジョナサン・ムエケ(Jonathan Mueke)副知事は、築2年のビルがなぜ崩壊したのか調査すると述べた。
ナイロビでは29日、他にも暴風雨による被害が出ており、市内のインダストリアル・エリア(Industrial Area)では豪雨で流された車に乗っていた2人が水死したほか、洪水で1人が死亡、崩れてきた道路の外壁に巻き込まれ4人が死亡した。(c)AFP