「パンダ」姿の男、「チョコ爆弾」で爆破脅迫 警察に撃たれる 米
このニュースをシェア
【4月29日 AFP】米メリーランド(Marlyand)州ボルティモア(Baltimore)で28日午後、クマの着ぐるみ姿の男(25)がテレビ局に立てこもり、建物を爆破すると脅す事件があった。男は警官に撃たれ負傷。所持していた「爆弾」はチョコレートバーだったことが分かった。地元警察が明らかにした。
男は所有するとみられる車に火をつけた後、地元テレビ局FOX45の建物に入った。同局のウェブサイトには、職員らが避難した建物内に立てこもる男を捉えた画像が掲載されている。
ボルティモア警察当局が記者団に明らかにしたところによると、男は建物から出て警官に向かって歩きはじめたところで、警官による複数の発砲を受けた。
警察は、撃たれて地面に横たわる男の元にロボットを向かわせ武装解除を試みたが、男が所持していた「爆弾」はアルミホイルで包まれ電線でつながれたチョコバーだったことが判明。男は地元病院に搬送された。容体は「深刻だが安定」しているという。
地元では「WBFF」としても知られているFOX45によると、男は「政府の陰謀」について報じるよう要求していた。同局のマイク・トムコ(Mike Tomko)・ニュースディレクターは「男は私に話しかけてきた。全身を覆う白いパンダの着ぐるみのようなものを着て、マスクをつけてサングラスをかけていた」と語った。(c)AFP