【4月28日 AFP】ロシア宇宙庁(Roscosmos、ロスコスモス)は28日、極東アムール(Amur)州に新たに建設したボストーチヌイ宇宙基地(Vostochny Cosmodrome)から、第1号のロケット打ち上げに成功したと発表した。打ち上げは当初27日に予定されていたが直前に延期され、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が責任者を叱責する事態となっていた。

 ロスコスモスの声明によると、現地時間午前11時1分(日本時間同)にソユーズ2.1a型ロケットを打ち上げ、人工衛星3基の軌道投入に成功したという。打ち上げには現地入りしたプーチン大統領も立ち合った。

 ボストーチヌイ宇宙基地の建設費用は推計3000億~4000億ルーブル(約5000億~6700億円)。旧ソ連崩壊後のロシアはカザフスタンのバイコヌール宇宙基地(Baikonur Cosmodrome)にのみ打ち上げを頼ってきたが、毎年1億1500万ドル(約125億円)の借用料を支払う必要があった。(c)AFP