【4月28日 AFP】トルコの都市ブルサ(Bursa)で27日、自爆攻撃が起き、13人が負傷した。

 自爆攻撃があったのは、オスマン(Ottoman)帝国最初の首都が置かれたブルサにある14世紀のグランドモスク(Grand Mosque)付近。 治安筋は、爆発は「自爆攻撃」であると確認し、またトルコのメディアは自爆犯を25歳の女と特定している。 犯行声明はまだ出されていない。

 強力な爆発のためにモスク付近の商店の窓ガラスが粉々になり、テレビの映像は救急車内で手当てを受けている負傷者を映し出した。

 メフメト・ムエジンオール(Mehmet Muezzinoglu)保健相は、13人が負傷したが重傷者はいないと述べ、負傷者のほとんどは、ガラスの破片による傷と強力な爆発による聴力障害だと付け加えた。

 トルコは昨夏以降、死者を出す一連の攻撃に対して厳重な警戒態勢を敷いており、これらの攻撃をイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」およびクルド人武装勢力の仕業としている。(c)AFP/Fulya OZERKAN