インド最高裁、高級官僚にコンドーム包装の調査命じる
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【4月27日 AFP】インド政府の高級法務官僚が、コンドームなどの避妊具のパッケージを調査し、絵柄が際どすぎるかどうか、また規制すべきかどうかについて結論を出すよう命じられた。インドメディアが27日、報じた。
同国の法務官僚としては序列3位のマニンダー・シン(Maninder Singh)氏は6週間かけて、避妊具の包装に印刷された、薄着の女性や色気たっぷりの抱擁を交わすカップルなどのセクシーな写真を研究しなければならない。インドの最高裁判所がこれらの包装が同国の厳格なわいせつ物取締法に違反している恐れがあると判断したためだ。
インドの英字紙インディアン・エクスプレス(Indian Express)によると、最高裁判事はシン氏に対し「こういった広告を規制する計画はあるか」と問い掛けた。さらに最高裁は、「これらの広告が刑法に違反しているかどうかも、われわれに知らせなければならない」と命じたという。
AFPの取材に対し、シン氏の事務所は裁判所から26日にそうした命令が発せられたことを認めたが、それ以外のコメントを拒否した。
インド高等裁判所は、コンドーム製造会社に対する苦情を受けて、避妊具の包装に生々しい絵柄を使用することを禁止する判決を下したが、これに対しメーカー側が上訴していた。(c)AFP