ハゲワシのオス同性カップル、放置された卵の世話始める 独
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【4月27日 AFP】ドイツ北西部ノルトホルン(Nordhorn)市の動物園で、ハゲワシの同性カップルが、母鳥に放置された卵を受け入れ、自分たちで作った巣の中でその卵を抱いて育て始めた。DPA通信が報じた。
これによると、シロエリハゲワシのリザ(Lisa)が木の下の泥の中に落とした卵を、飼育員らが拾った。動物園の広報担当者は、「リザは巣を作ろうともしなかった」と語ったという。
卵は一時的にふ化器に入れられたが、その後イジス(Isis)とノルトホルンというオス同士のカップルに託してみたところ、「すぐ卵の上に座った」と、同担当者は話している。
卵の生物学的な親については不明で、これが受精卵なのかどうかもまだ確認できていないという。
同国で動物の同性カップルが話題になるのは、今月に入ってイジスとノルトホルンが実は2組目。数日前には現地各紙が、オウサマペンギンのオス同士のカップル、ステン(Stan)とオリ(Olli)が、首都ベルリン(Berlin)の動物園からハンブルク(Hamburg)にあるオスだけの施設へ移されたと報じている。(c)AFP