英女王の「愛の手紙」、230万円で落札 殿下との恋愛つづる
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【4月25日 AFP】英エリザベス女王(Queen Elizabeth II、90)が、1947年の結婚に至るまでの夫フィリップ殿下(Prince Philip、94)との恋愛についてしたためた希少な手書きの手紙がこのほど、オークションに出品され英収集家が落札した。
当時21歳で即位前の女王の手紙には、二人のなれそめが詳細につづられている。エリザベス女王には、フィリップ殿下との間に4人の子供がおり、ひ孫もいる。
2枚組の手紙は23日、英イングランド(England)南西のチッパンハム・オークションルームズ(Chippenham Auction Rooms)に出品され、個人収集家により1万4400ポンド(約230万円)で落札された。
手紙は、結婚記念本の著者に宛てたもので、若き日の女王は、殿下との恋愛を詳細に記すことに同意していたという。
手紙には、「フィリップと最初に出会ったのは、戦争が始まる直前の1939年7月、ダートマス(Dartmouth)の王立海軍兵学校(Royal Naval College)だった。(戴冠式かケント侯爵夫人(Duchess of Kent)の結婚式で会っていたかもしれないが、覚えていない)」、「私は当時13歳、彼は18歳で、卒業間近の士官候補生だった。戦争が始まり、彼は海軍に配属された。彼に会えたのは、休暇中にほんの数回のみ。たしか3年間で2回だったと思う」と記されている。2人でロンドンのナイトクラブで踊ったことについても触れている。
また、結婚指輪はウェールズ産のゴールドが使われ、殿下自らデザインしたとあり、指輪を贈られてから間もなく婚約を発表したと明かしている。(c)AFP