ザマーSDが軽度の脳疾患に、バイエルンが公表
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【4月25日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は24日、チームのスポーティングディレクターを務めるマティアス・ザマー(Matthias Sammer)氏が脳疾患に陥り、最近2試合に帯同していなかったことを明らかにした。
バイエルンが声明で公表したチームドクターの診断によれば、48歳のザマー氏は「小規模な脳の循環不全を患っているが、後遺症もなく完治する見込み」とされている。
ザマー氏は、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)に勝利した19日のドイツカップ(German Cup 2015-16)準決勝と、ヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)を下した23日のリーグ戦に姿をみせていなかった。
しかし、現役時代に元ドイツ代表として活躍したザマー氏は、順調に回復していることをアピールしており、「禁止されていることは何もない。病気が完治して再び元気になることをドクターも保証している」とコメントした。
「とはいえ、チームとバイエルンのために全力を尽くすためには、復帰に時間をかけなければならない」
欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)で2013年以来のタイトル獲得を目指すバイエルンは、27日にアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との準決勝第1戦が控えているが、この試合にザマー氏が帯同するかは不透明となっている。
ザマー氏はまた、勝てばリーグ4連覇が決定する30日のボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)戦にも立ち会えない可能性がある。
バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は「現時点で最も重要なのは、ザマー氏が完全に回復することだ」としており、「マティアスも承知の通り、彼がバイエルンでの任務を果たすべく、本来の元気を取り戻すために必要な時間を与えるつもりだ」と述べた。(c)AFP