野村が米ツアー2勝目、藍以来のシーズン複数回優勝
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【4月25日 AFP】女子ゴルフ、スウィンギングスカート・LPGAクラシック(Swinging Skirts LPGA Classic presented by CTBC 2016)は24日、米カリフォルニア(California)州デーリーシティー(Daly City)のレイク・マーセッド・ゴルフクラブ(Lake Merced Golf Club)で最終日が行われ、難しいコンディションを攻略した野村敏京(Haru Nomura)が通算9アンダーで優勝を飾り、今季2勝目を挙げた。
23歳の野村は、2位と3打差の単独首位で3日目を終えると、最終ラウンドで1つスコアを伸ばし、2位のリー・アン・ペース(Lee-Anne Pace、南アフリカ)と4打差で文句なしの勝利を収めた。
今季のLPGAツアーで2回以上優勝するのは、ジャン・ハナ(Ha Na Jang、韓国)とリディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)に続いて3人目。野村は、2月のオーストラリアン・オープン(ISPS Handa Women's Australian Open 2016)で、米ツアー初優勝を果たしたばかりだった。
この日のレイク・マーセッド・ゴルフクラブは、秒速15メートルを超える強風が吹き荒れ、リーダーボードの上位にも、アンダーパーでホールアウトした選手はほとんどいなかった。
それでも野村は、最悪のコンディションの中で最善を尽くした。7番から3連続ボギーをたたき、リードを最少1打差に縮められた野村だが、パー3の12番では20メートル超のロングパットを沈めるなど、流れを手繰り寄せた。
野村は圧巻のロングパットについて「最高のショットが打てて、100%の状態で入った」と振り返ると、日本勢では、2012年の宮里藍(Ai Miyazato)以来となるシーズン複数回優勝を飾った。
通算4アンダーの3位タイには、ジェリーナ・ピラー(Gerina Piller、米国)と崔羅蓮(Na Yeon Choi、チェ・ナヨン、韓国)が入り、さらに2打差の単独5位には、初日に大会記録となる9アンダー「63」を記録した柳簫然(So Yeon Ryu、ユ・ソヨン、韓国)がつけた。(c)AFP