中国企業、自動運転車開発に続々参入
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【4月24日 AFP】中国の自動車メーカーや大手インターネット企業が、自動運転車の開発競争に続々と参入し、米企業を激しく追い上げている。だが、自動運転車市場へ至る道は依然、整っておらず、さまざまな障害があるようだ。
自動運転車については、少なくとも6年間研究を続けてきた米インターネット検索大手グーグル(Google)を筆頭に、独BMWやスウェーデンのボルボ(Volvo)、トヨタ自動車(Toyota Motor)などの自動車メーカーが後に続く。そこへ最近、インターネット検索大手「百度(バイドゥ、Baidu)」や長安汽車(Changan)などの中国企業も競争に加わった。
25日の北京モーターショー(Beijing Auto Show)開幕に先立ち先週、長安汽車の自動運転車2台が中国初となる長距離の自動運転テストを実施、南西部の重慶(Chongqing)から北京まで山あいの道2000キロを走行した。
またインターネット王手、ルエコ(LeECO)も自動運転技術に挑戦。自動駐車し、スマートフォン(多機能携帯電話)を通して把握した所有者の位置に向かうことのできる電気自動車を20日、北京で発表した。
昨年後半には、百度が中国初となる国産無人運転車の走行試験を実施。BMW車を改造したこの車は、北京市内の道路を30キロ走行した。
中国の自動運転車分野への参入は比較的遅かったが、有利な規制や消費者環境により、自動運転車の主要市場になる可能性が中国にはあるとアナリストらはみている。(c)AFP/Julien GIRAULT