【4月24日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2016)は23日、シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-3で第10シードのフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)を下し、第2シードの錦織圭(Kei Nishikori)との決勝に駒を進めた。

 モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2016)を制して、欧州のクレーコートシーズンで完璧なスタートを切ったナダルは、コールシュライバーを一蹴し、24日には錦織とのトップシード同士の対決に臨む。

 通算14度の四大大会(グランドスラム)制覇を誇るナダルは、今大会のタイトルを獲得すれば、ギレルモ・ビラス(Guillermo Vilas)氏が保持するクレー大会最多の通算49勝に並ぶことになる。

 しかしながら、2連覇中の錦織は大会14連勝中で、ナダルとともに今大会は1セットも落としていない。

 大会通算9度目の優勝を狙うナダルは、錦織との厳しい戦いを予想している。

 スペインの公共テレビTVEのスポーツチャンネル『テレデポルテ(Teledeporte)』に対しナダルは、「かなり厳しい戦いになるだろう。(錦織は)疑う余地なく世界最高の選手の一人だ。しっかりと準備して、ベストを尽くすよ」と語った

 ブレーク一つで第1セットを奪ったナダルは、第2セットは我慢の展開となったが、第5ゲーム以降はコールシュライバーから4連続でゲームを奪い、決勝進出を決めた。(c)AFP