【4月22日 AFP】フィンランド政府が保有する郵便会社「ポスティ(Posti)」は21日、従来の郵便物の量が減少していることを受け、全く新しい収益事業を立ち上げると発表した──その事業とは、芝刈りだ。

 ポスティの声明によると、天候が良ければ、郵便量が最も少なくなる毎週火曜日、郵便配達員が芝刈りサービスを提供するという。

「今夏から全国で試験的にこのサービスを始める。芝刈りのアイデアは郵便配達員たちが考え出した」と同社は述べた。

 費用は、週に1度、1時間の芝刈りで月額130ユーロ(約1万6000円)になるという。

 ポスティは、デジタル化と競争激化の流れの中、料理の宅配サービスなど、さまざまなサービス事業を拡大させている。

 北欧の夏は短いため、芝刈りサービスの提供は5月から8月末までの期間限定となる。(c)AFP