【4月22日 AFP】16MLBは21日、各地で試合が行われ、シカゴ・カブス(Chicago Cubs)のジェイク・アリエッタ(Jake Arrieta)が、自身2度目となるノーヒットノーランをシンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds)戦で達成した。試合はカブスが16-0で勝利した。

 9回裏、アリエッタがこの回の先頭打者スコット・シェブラー(Scott Schebler)に四球を与えると、1万6497人の観客の大部分を占めていたカブスのファンは総立ちとなった。

 その後アリエッタは代打のタッカー・バーンハート(Tucker Barnhart)を遊飛、ザック・コザート(Zack Cozart)を中直に打ち取ると、エウヘニオ・スアレス(Eugenio Suarez)の打ち上げた打球を、最後は右翼手のジェイソン・ヘイワード(Jason Heyward)がつかみ、カブスの投手では通算15度目の快挙が達成された。

 2015年シーズンにナ・リーグのサイ・ヤング賞(Cy Young Award)を獲得したアリエッタは、昨年8月30日のロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)戦でもノーヒッターを達成している。

 16点差は、現代野球のノーヒッターの試合では最も点差の開いたものとなっている。

 これまでの最多得点差は、1884年に当時のバッファロー・バイソンズ(Buffalo Bisons)に所属していたパッド・ガルビン(Pud Galvin)が、デトロイト・ウルバリンズ(Detroit Wolverines)戦でノーヒッターを達成した際の18-0となっている。(c)AFP