【4月23日 AFP】中米ニカラグアの首都マナグア(Managua)にある国立動物園で、母親に育児放棄された赤ちゃんバクがヤギにお乳をもらって育てられている。

 マリーナ・アルゲリョ(Marina Arguello)園長はAFPの取材に「母親が育てようとしなかったので、まず哺乳瓶でヤギのミルクを与えることにしたの。疝痛(せんつう、発作性の激しい腹痛)を起こす心配がないから。その後、最近出産したヤギから直接お乳をやることにした」と説明した。

 モティタ(Motita)という名前の赤ちゃんバクは食欲旺盛で、1匹のヤギのお乳だけでは足りなかったことから、ほかのヤギも乳母役を務めることになったという。

 バクは最大で体長2メートル、体重300キロまで成長し、寿命は最長で18年。(c)AFP