学校警備に半自動小銃を導入、予算130万円 米コロラド州の学区
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【4月21日 AFP】米コロラド(Colorado)州のダグラス(Douglas)郡教育学区は20日、生徒や教師を乱射事件から守るため、学区担当の警備員を半自動小銃で武装させると発表した。1万2000ドル(約130万円)超を投じて10丁を購入するという。
ダグラス郡教育学区の広報担当、ポーラ・ハンス(Paula Hans)氏は、AFPの取材に「コロラド州を含む他校で起きた乱射事件から教訓を得た。われわれの最優先かつ重点的な課題は、管轄下にある全ての生徒、職員、地域住民の安全を常時確保することだと考えている」と説明した。
購入した半自動小銃は学区警備チームに所属する8人が装備するという。地元紙デンバー・ポスト(Denver Post)によると、1か月以内にも配備が始まる予定。
州都デンバー(Denver)に近いダグラス郡の教育学区は86校、生徒数6万7000人を管轄下に置く。郡内の学校では乱射事件は起きていないが、コロラド州内では生徒13人が犠牲となった1999年のコロンバイン(Columbine)高校銃乱射事件や、観客12人が死亡した2012年の映画館での銃乱射事件などが起きている。(c)AFP