【4月21日 AFP】男子テニス、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2016)は20日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-3、6-2でマルセル・グラノリェルス(Marcel Granollers、スペイン)を退け、2大会連続優勝に向けて好発進した。

 先週のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2016)を制し、バルセロナ・オープンで9度目の優勝を目指すナダルは、ギレルモ・ビラス(Guillermo Vilas)氏が保持するクレー大会最多の通算49勝に、あと1つと迫っている。

 四大大会(グランドスラム)通算14勝のナダルは、バルセロナ(Barcelona)でここ2年、まさかの早期敗退が続いていたものの、この日は、最初のサービスゲームをブレークされる以外、ピンチを迎えることはなかった。

 序盤に相手のゲームを連続で破り、4-1と一気に先行したナダルは、ここからサービスキープで難なく1セットアップとすると、そのままの勢いで第2セットも支配し、約1時間半で試合に決着をつけた。

 グラノリェルスとの対戦成績を4戦全勝に伸ばしたナダルだが、「序盤は風が強くて苦戦した」と明かしている。

「最初は思うような深さに打ち込めなかったけど、まずは、どうしてもブレークバックする必要があった。そこからは、自分の思い通りになっていった」

 ナダルは次戦で、再び同胞のアルベルト・モンタネス(Albert Montanes)と対戦することになり、「モンテカルロ(Monte Carlo)では良いプレーができていたけど、これは新しい大会で、毎日違う相手が出てくる」と、気を引き締めている。(c)AFP