【4月20日 AFP】ドイツ南部バイエルン(Bavaria)州ローゼンハイム(Rosenheim)で19日、実母によって自宅に数年間監禁されていたとみられる精神障害者の女性(26)が警察に保護された。

 警察の報道官が独DPA通信に語ったところによると、女性は見つかった当時、「身体の調子が悪く、ネグレクト(世話の放棄)された状態」だった。女性は精神科病院に搬送されたが、意思疎通をするのは「非常に難しい」という。

 警察は立ち退き命令を執行するためにアパートを訪れた際に、偶然女性を発見した。警官らが中に立ち入ろうとすると、女性の母親とみられる入居者(54)が2階の階段の吹き抜け部分から飛び降り、自殺を図ったという。女性は重傷を負い、病院に搬送された。

 警官らはその後、アパートに踏み込み、鍵がかけられていた部屋のドアを壊して若い女性を発見した。(c)AFP