【4月20日 AFP】総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」の人気選手、コナー・マクレガー(Conor McGregor、アイルランド)が、引退と思われる発表を行い、ファンの間で衝撃が広がっている。

 フェザー級の看板選手で、UFC屈指の強豪であるマクレガーは、7月9日に米ラスベガス(Las Vegas)で、ネイト・ディアス(Nate Diaz、米国)との再戦が予定されていた。

 ところがマクレガーは19日、競技を退くことをほのめかすつぶやきをツイッター(Twitter)に投稿し、これが多くの人に引退発表だと解釈されている。

 現在27歳のマクレガーは、「俺は若くして辞めると決めた。みんなありがとう。それではまた」と書き込んでいる。

 その後、UFCのダナ・ホワイト(Dana White)代表も、マクレガーが7月の大会「UFC 200」には出場しないと明言。しかし、本当に引退したのかは分からないと話し、「その質問に答えられるのは本人だけだ」と応じている。

 総合格闘技では今月、ポルトガルのジョアン・カルバーリョ(Joao Carvalho)選手が、試合中の負傷が原因で死亡する悲劇があった。マクレガーは、9日に行われた問題の試合を現地で観戦していた。

 マクレガーは先週、自身のフェイスブック(Facebook)に、「自分の好きなことをやっている若者が、成り上がるチャンスを得るために戦い、その結果、命を奪われる。そんな光景を目にするのは本当に胸が締めつけられる」と書き込んでいた。(c)AFP