アフガン首都中心部でタリバンの自爆攻撃、7人死亡327人負傷
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【4月19日 AFP】(更新、写真追加)アフガニスタンの首都カブール(Kabul)の中心部で19日、旧支配勢力タリバン(Taliban)による自爆攻撃が発生し、その後激しい銃撃戦が交わされた。同国の保健省によると、7人が死亡、327人が負傷したという。同省の報道官はAFPの取材に対し、負傷者の多くは深刻な容体にあると述べた。
現場はアフガニスタンの情報機関、国家保安局(NDS)の近く。1週間前にタリバンが「春の攻勢」の開始を宣言して以来、カブールで初めての大規模な攻撃となる。割れた窓ガラスが数キロ先まで吹き飛ばされ、空には鼻を突く臭いの噴煙が上がった。
内務省のセディク・サディキ(Sediq Sediqqi)報道官によると、最初の爆発は自動車内での自爆によるもので、さらに1人か2人の自爆犯が抵抗を続けている可能性があるという。現場の周辺地域は治安部隊が完全に封鎖している。
同国のアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)大統領は声明で、「(われわれは)カブールのプリ・マフムード・ハーン(Puli Mahmood Khan)地区で起きたテロ攻撃を最上級の強い言葉で非難する。テロにより、多くの同国民が殉教および負傷した」と述べた。
一方、タリバンのザビフラ・ムジャヒド(Zabihullah Mujahid)報道官は、同組織の戦闘員がNDSの建物に進入しようとしていたと述べている。(c)AFP