米12歳少年、頭撃たれ死亡 射殺されたいとこの追悼行事直後
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【4月18日 AFP】米テネシー(Tennessee)州ノックスビル(Knoxville)で16日、射殺されたいとこを追悼するバスケットボールの試合を観戦して帰宅する途中だった少年が、頭部に銃撃を受け死亡した。地元警察当局が17日、明らかにした。
ジャジュアン・ヒューバート・レイサム(Jajuan Hubert Latham)君(12)はこの日、昨年12月に起きた銃撃事件で友人をかばって死亡したいとこのザビオン・ドブソン(Zaevion Dobson)君(当時15)を追悼し、若者による銃犯罪の撲滅を訴えるため開催されたバスケットボールの試合を観戦。
その後、父親の運転する車の後部座席に座っていたところを、公園で起きた多数の人々と2台の車が絡んだ銃撃戦に巻き込まれ、頭部に銃弾を受けた。父親の手ですぐさま病院に運ばれたが、助からなかったという。
高校のアメリカンフットボール部に所属していたドブソン君が死亡した際、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領はマイクロブログのツイッター(Twitter)に「ザビオン・ドブソン君は友人3人を銃弾からかばって命を落とした。15歳にして英雄だった。行動しないことに対するわれわれの言い訳は何だ?」と投稿していた。(c)AFP