【4月17日 AFP】カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相(44)は世界のリーダーたちに感動を与え、女性を中心としたファンを集め、さらにはカナダへの観光もけん引しているとして高く評価されている。

 だが、写真写りの良いトルドー首相は今、最も熱心な支持者にさえあまり知られていなかった才能を示した。量子コンピューターに関する並々ならぬ知識だ。

 カナダのオンタリオ(Ontario)州ウオータールー(Waterloo)にあるペリメーター理論物理学研究所(Perimeter Institute)で15日、あるジャーナリストから冗談まじりに量子コンピューターとはどういうものか説明するよう求められた首相は、戸惑うことなくこの冗談に乗って詳しい説明を始めた。

 その場にいた人たちから笑い声が上がると首相はいたずらっぽい笑顔を見せて「邪魔をしないで」と応じ、途切れなく説明を続けた。その説明に専門家らは満足げにうなずき、その場は大いに盛り上がった。

 説明に感心した人たちから称賛の声や笑い声が上がる中、トルドー首相が説明を終えると拍手喝采が起こり、首相は「これ以上続けさせないでください。さもないと私たちはここに一日中いることになる」と話した。

 この場面の映像が拡散するとツイッター(Twitter)で話題になった。あるユーザーは「ジャスティン・トルドーが大好き。カナダ人になりたい」とツイート。また別のユーザーは「自分はまだ(トルドー首相の)マニアにはなってないと思いたいけど…量子コンピューターを説明するトルドー首相は本当にすごい」とツイートした。(c)AFP