【4月14日 AFP】(更新)韓国で13日に投票が行われた総選挙で、最大野党「共に民主党(Minjoo Party)」が大躍進し、与党セヌリ党(Saenuri Party)が国会の過半数を16年ぶりに失うことになった。

 開票作業がほぼ終了した時点で、朴槿恵(パク・クネ、Park Geun-Hye)大統領率いるセヌリ党が定数300議席のうち122議席にとどまったのに対し、「共に民主党」は最多となる123議席を獲得した。

 その結果、議席の6割を確保することができない与党は、新国会で野党の立法阻止の試みを退けることが困難となり、朴政権のレームダック(死に体)化が進むのは必至の情勢だ。

 セヌリ党の報道担当は記者団に「セヌリ党は選挙結果と有権者の選択を謙虚に受けとめる」と語った。「国民はわれわれに深く失望し、われわれは国民の心を読むことに失敗した」

 「共に民主党」から分裂した「国民の党(People's Party)」が38議席、「正義党(Justice Party)」が6議席を獲得。野党3党合わせて半数を優に超える結果となった。(c)AFP/Park Chan-Kyong