【4月11日 AFP】15-16NBAは10日、各地で試合が行われ、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)が130-110でロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)を破り、わずかに残されたプレーオフ進出への望みをつないだ。

 ロケッツの本拠地で試合会場のトヨタ・スポーツ・センター(Toyota Sports Center)では、すでに今季限りでの引退を表明し、現役でいられる時間が残りわずかとなったレイカーズのスーパースター、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)に対し、ファンから大きな声援が送られた。

 13日に現役最後の試合を迎えるブライアントは、ファンの声援に応えるかのように35得点の活躍をみせた。しかし、プレーオフ進出に可能性を残しているロケッツのジェームス・ハーデン(James Harden)には感傷に浸る余裕はなく、40得点13アシストを記録してチームを勝利に導いた。

 時計を巻き戻したかのようなかつての輝きをみせたブライアントは「ジャンプシュートが好調で、脚の状態も良かった」とコメント。一方、ブライアントとの最後のマッチアップを楽しんだハーデンは、「彼は20年間の現役生活の中で何度もすごいシュートを決めてきた。わくわくするゲームだった。生涯忘れられないだろう」と語った。

 ロケッツは現在ウエスタンカンファレンス9位につけており、プレーオフ出場圏内の8位ユタ・ジャズ(Utah Jazz)を1ゲーム差で追いかけている。

 ジャズは同日に行われた試合でデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)に100-84で勝利。ジャズに1ゲーム差の7位ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)は、ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)に91-98で敗れた。(c)AFP