アフガニスタン北東部でM6.6の地震、パキスタンで6人死亡
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【4月11日 AFP】(更新)米地質調査所(USGS)によると、アフガニスタン北東部で10日午後2時58分(日本時間同7時28分)ごろ、マグニチュード(M)6.6の強い地震があった。震源の深さは210キロ。隣国パキスタンの当局者は同国でこれまでに少なくとも6人が死亡したと明らかにした。
パキスタン国家防災管理局(NDMA)によると、北西部カイバル・パクトゥンクワ(Khyber Pakhtunkhwa)州で5人が犠牲になったほか、北部ギルギット・バルティスタン(Gilgit-Baltistan)州の町チラス(Chilas)でも落石によって1人が死亡した。カイバル・パクトゥンクワ州では家屋少なくとも20棟が損壊した。
強い揺れは震源から約280キロ離れた首都カブール(Kabul)や隣国パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)でも数秒間続き、住民が避難。インドの首都ニューデリー(New Delhi)では地下鉄が停止し、カシミール(Kashmir)地方では揺れに驚いた住民たちが屋外に飛び出した。タジキスタンでも揺れが観測された。
南アジアでは昨年10月、アフガニスタン北部を震源とするマグニチュード(M)7.5の地震が発生。同国と隣国パキスタンで倒壊した建物の下敷きになるなどして400人近くが死亡している。(c)AFP