【4月11日 AFP】(更新)ペルー大統領選挙は10日、第1回投票が行われ、選管当局の途中集計によると、虐殺などの罪で有罪判決を受け収監中のアルベルト・フジモリ(Alberto Fujimori)元大統領の長女ケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)氏(40)が首位に立った。ただ、当選に必要な過半数の得票には至らず、6月の決選投票でケイコ氏はペルー初の女性大統領を目指す。

 選管当局が開票率20%の段階で発表したケイコ氏の得票率は38%で、先に報じられた出口調査の結果とほぼ一致している。

 中道右派のペドロ・パブロ・クチンスキ(Pedro Pablo Kuczynski)氏(77)が24.5%で2位につけ、6月5日の決選投票でケイコ氏と対決する見通しとなった。3位は左派議員のベロニカ・メンドーサ(Veronika Mendoza)氏。

 ケイコ氏は、有権者が「変化を求めている」とコメント。「われわれは6月5日、全てのペルー国民を変化と未来の選択に招待する」と述べ、決選投票に意欲を示した。(c)AFP