インド南部の寺院で花火大会中に火災、102人死亡、280人負傷
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【4月10日 AFP】(更新、写真追加)インド南部ケララ(Kerala)州にあるヒンズー教のプッティンガル・デビ(Puttingal Devi)寺院で10日午前3時(日本時間同6時30分)ごろ、花火大会中に大規模な爆発と火災が発生した。
ケララ州のオーメン・チャンディ(Oommen Chandy)首相は記者団に対し、102人が死亡、280人が負傷して複数の病院に入院したと語った。
インドのジャガット・プラカシュ・ナッダ(Jagat Prakash Nadda)保健家族福祉相によると負傷者はケララ州の州都トリバンドラム(Trivandrum)と現場近くの都市コッラム(Kollam)の病院に搬送された。海軍と空軍が重傷者の搬送のためヘリコプターを派遣した。専門医チームが首都ニューデリー(New Delhi)から現地に向かっている。
現地のテレビは、毎年恒例の祭りで行われる花火大会を見ようと数千人が集まっていた寺院で相次いで起きた大きな爆発や夜空に上る煙、病院に運び込まれる負傷者の映像を伝えた。
夜が明けると、現場に散乱したコンクリートのがれきや黒焦げになった破片、爆発せずに残った花火を調べる警察官らの姿などが見えた。同州のラメシュ・チェニタラ(Ramesh Chennithala)内相は、警察が現場に出動し状況はコントロールできていると述べた。