えん罪で33年服役の米男性、有罪取り消し DNA鑑定で
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【4月8日 AFP】米バージニア(Virginia)州最高裁は7日、同州ニューポートニューズ(Newport News)の住宅に侵入して男性を殺害しその妻をレイプしたとして1982年に終身刑の有罪判決を受け、33年間服役していた米海軍の元軍人キース・ハワード(Keith Harward)さん(59)の有罪判決を取り消す決定を下した。
ハワードさんは、ニューポートニューズの住宅に侵入し、子ども3人が眠っている近くで男性をバールで殺害し、その妻をレイプしたとして、有罪判決を言い渡された。決め手となったのは、妻の体につけられたかみ痕とハワードさんの歯形が一致したとする専門家の証言だった。
だが、判決から30年後に行われたDNA鑑定により、別の水兵の犯行だったことが明らかになった。犯人とされる水兵は、別の罪状で服役中に刑務所で死亡している。(c)AFP