【4月7日 AFP】シリアの首都ダマスカス(Damascus)東郊にあるセメント工場が今週、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」に襲撃され、その後、従業員約250人の行方が分からなくなっており、拉致された可能性がある。複数の地元住民が7日、AFPに語った。

 ダマスカスの東50キロにある町ドゥマイル(Dmeir)の住民の一人によると、ISによる工場襲撃後、住民たちは4日正午から家族と連絡が取れなくなっているという。家族がどこにいるかについて情報はないという。

 また、工場の管理者も、4日から従業員250人と連絡が取れないと述べた。

 さらに、英国に拠点を置く非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」も、工場の従業員「多数」がISによって拉致され、どこかに連れ去られたようだとしている。(c)AFP