仏テニス連盟に捜査の手、会長が不正行為に加担か
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【4月6日 AFP】フランステニス連盟(FFT)が、横領などの汚職に絡んだ疑いで、金融検察の捜査を受けていることが分かった、5日、司法関係筋がAFPに明かした。
全仏オープン(French Open)のチケットが法外な値段で販売された疑惑が持ち上がったことを受け、当局は先月19日、予備捜査に踏み切ったという。
これに先立ち2月17日、風刺的なことで知られる仏週刊紙カナール・アンシェネ(Le Canard Enchaine)は、FFTのジャン・ガシャサン(Jean Gachassin)会長が、旅行代理店の友人に額面価格で全仏オープンチケットを売り、それが5倍の値段で転売されたと報じていた。
これを裏付けるように、仏日曜紙ジュルナル・デュ・ディマンシュ(Le Journal du Dimanche)は、問題の旅行代理店が便宜を図り、「かつてラグビーの代表選手だったFFTの会長が、見返りに無料でシックスネーションズ(Six Nations Rugby)の観戦に招待されている」と伝えている。(c)AFP