【4月3日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2016)男子シングルス決勝を3日に控え、錦織圭(Kei Nishikori)は世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との直接対決での連敗を5で止めて、大会3連覇を阻むと自信をのぞかせた。

 26歳の錦織は、今大会でアンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏以来となる通算6度目の優勝を目指すジョコビッチとの通算戦績を2勝6敗としている。

 今大会の錦織は印象的なプレーを披露し、準々決勝のガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)戦で5度のマッチポイントをしのぐと、それ以外の戦いは、準決勝のニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)戦を含めてすべてストレートで勝ち上がっている。

 錦織は、「良い感じでプレーできています。決勝進出自体は驚いていません。このテニスを維持できれば、タイトルを取れるチャンスはあると思います」と語った。

「彼との試合には自信を持っています。積極的にいけて、良いプレーができれば可能性はあります。100パーセント、120パーセントでプレーしなければ、勝てません。ベストを尽くしていきます」

 一方のジョコビッチは、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2016)の準々決勝で錦織を下して優勝を飾るなど、今年は3大会を制している。

 錦織についてジョコビッチは、「今の彼は違うレベルにいる。弱点もそんなになくて、我慢強い。簡単にポイントはくれない」とコメントした。

「勝利を求めるなら、すべてのポイントに集中しなければならない。彼との対戦ではそこが一番きつい。サーブも良いから、リターンをしっかりしなければいけないし、自分のサーブも同じだ。すべてがそろっていなければ勝てないんだ」

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