ブラジルで豚インフル流行、ジカ熱に加え新たな問題
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【4月1日 AFP】ジカウイルスの感染が最も広がっているブラジルで、リオデジャネイロ五輪を数か月後に控え、新たな公衆衛生問題が起きている──豚インフルエンザ「H1N1」型の流行だ。
ブラジルでは2か月間以内にH1N1ウイルスへの感染で46人が死亡しており、保健省によると2015年1年間の死者数の10倍に達している。
8月の五輪の開催地となるリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)でも、3月31日に保健当局が初の死者を報告した。
昨年1年間のブラジルにおけるH1N1ウイルスへの感染者は141人だったが、今年3月19日までに報告された感染者はすでに305人に上っている。うち260人(38人が死亡)はサンパウロ(Sao Paulo)州で報告された。
ブラジルでは近年、気温が低くなる5~7月ごろにH1N1ウイルスが現れるのが通常だった。だが今年は2月から感染が広がり、保健当局を驚かせている。(c)AFP