【3月31日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は30日、昨年提供を開始した基本ソフト(OS)「ウィンドウズ10(Windows 10)」が、世界2億7000万台の端末で使用されていると発表した。

 同社のサトヤ・ナデラ(Satya Nadella)最高経営責任者(CEO)は、米サンフランシスコ(San Francisco)で始まった開発者向けイベント「BUILD」で「ウィンドウズ10はすばらしいスタートを切った」としながら、ウィンドウズとしては「過去最速」で導入が進んでいることが数字で示されたと述べた。

 2億7000万台には、販売時にウィンドウズ10がすでにインストールされている新しい端末と無料提供を通じてアップグレードされた既存端末の両方が含まれる。

 マイクロソフトは2018年までに、ウィンドウズ10を10億台以上の端末に搭載することを目標に定めている。米アップル(Apple)は最近、iOS端末の累計販売台数を10億と発表していた。

 マイクロソフトはまた、今後数か月以内に同OSの更新を行うことも明らかにした。同社ゲーム機Xbox One向けのアップデートも提供される。音声認識機能「コルタナ(Cortana)」が各種デバイスで使えるようになるほか、生体認証機能により端末ロックの解除やアプリへのログインもできるようになるという。(c)AFP