ウッズのゴルフ殿堂入りは最低10年後に、基準変更で
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【3月31日 AFP】世界ゴルフ殿堂(World Golf Hall of Fame)は30日、殿堂入りの資格年齢を、現在の40歳から50歳に引き上げることを発表した。
このため、メジャー14勝のタイガー・ウッズ(Tiger Woods)は、現役を続行すると仮定して、少なくともあと10年待たなければ殿堂入りのチャンスが訪れないことになった。昨年12月に40歳になったウッズは、以前の条件であれば、今年は殿堂入りの候補者として審査される可能性があった。
世界ゴルフ殿堂のジャック・ピーター(Jack Peter)会長は、「殿堂入りメンバーと密な議論を交わし、選考基準のあらゆる面において、厳密かつ賢明であるかを確認した」と話した。
「選手の体力が向上を続け、高いレベルでのプレーを続けられる期間が伸びていることを考えれば、資格年齢を50歳に引き上げた方が、その選手のキャリアをふさわしいタイミングで祝福することができる」
ウッズは、競技としてのゴルフに革命が起こるきっかけとなった人物で、1997年に史上最年少でマスターズ(The Masters Tournament)を制すと、その後も数年にわたってゴルフ界を席巻。これを受けて、ライバルたちはウッズに対抗しようと体調管理に努めるようになった。
また今回は、選考委員の異動も発表された。史上最多のメジャー18勝を成し遂げているジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏が、アーノルド・パーマー(Arnold Palmer)氏に代わって選考委員会の共同議長に就任し、ゲーリー・プレーヤー(Gary Player)氏、アニカ・ソレンスタム(Annika Sorenstam)氏、ナンシー・ロペス(Nancy Lopez)氏らと共に選考を行う。
選考委員会は、年内に候補者の審査を行って「2017年組」を決定し、来年5月に殿堂入りメンバーを発表する。(c)AFP