駐留先で愛人を殺害、米兵に禁錮30年 軍法会議
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【3月30日 AFP】米ノースカロライナ(North Carolina)州フォートブラッグ(Fort Bragg)陸軍基地の軍法会議は29日、パナマ駐留中にパナマ人の愛人を殺害した米兵に禁錮30年を言い渡した。パナマ外務省が声明で明らかにした。
パナマ警察の訓練に協力するため1年間同国に配属されていた米陸軍のオマル・ベレスパガン(Omar Velez-Pagan)曹長(37)は2014年、パナマ人のバネッサ・ロドリゲス(Vanessa Rodriguez)さん(当時25)を殺害した容疑でパナマ警察に逮捕された後、米当局に身柄を引き渡され、その後、勾留・軍法会議のために米国に送還された。
今月28日、ベレスパガン曹長は、ロドリゲスさんの頭部を車でひいて殺害した罪をはじめ、パナマ南部の河川付近に遺体を隠そうとした司法妨害、ステロイド使用、本国に妻がいるにもかかわらず不倫していた罪で有罪を言い渡された。
フォートブラッグ陸軍基地の軍法会議はベレスパガン曹長に対して禁錮刑に加え、軍人恩給の停止、給与の没収、降格、不名誉除隊処分も命じた。(c)AFP