女優P・デュークさん死去 『奇跡の人』で16歳にしてオスカー受賞
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【3月30日 AFP】映画『奇跡の人(The Miracle Worker)』(1962年)で聴覚と視覚に障害がある社会活動家ヘレン・ケラー(Helen Keller)の少女時代を演じ、16歳にしてアカデミー賞(Academy Awards)助演女優賞を獲得し一躍有名になった女優で歌手のパティ・デューク(Patty Duke)さん(本名:アンナ・ピアス、Anna Pearce)が29日、死去した。69歳だった。
マネジャーが発表した声明によれば、米ニューヨーク(New York)在住だったデュークさんは腸管破裂による敗血症を起こしていたという。
デュークさんの息子で、映画「ロード・オブ・ザ・リング(The Lord of the Rings)」3部作のホビット「サム」役で知られる俳優のショーン・アスティン(Sean Astin)さんは、「作品と自らの人生を通じて無限の愛情と思いやりを分け与えてくれた」と母親を追悼している。
デュークさんは1987年に出版した自伝で、5年前に双極性障害と診断されたことを公表。その後、精神疾患を抱える人々への支援活動に熱心に取り組んでいた。(c)AFP/Frankie TAGGART