【3月28日 AFP】サッカールーマニア代表が27日の欧州王者スペインとの国際親善試合を控え、従来の背番号を数学の計算式に変更した。

 ルーマニアは、学校の中途退学率が18パーセントと欧州連合(EU)内でも非常に高くなっており、この状況を打破するためにこのアイデアが生まれた。

 選手たちは、練習中に計算式が書かれたトレーニングウエアを着用。試合会場のクルジュ・ナポカ(Cluj-Napoca)のスタジアムでは、教育ビデオが放映された。

 ルーマニアサッカー協会(FRF)のラズバン・ブルレアヌ(Razvan Burleanu)会長は、「サッカーと数学は相いれないものではない。このプロジェクトを通し、子どもたちはサッカーの基礎を学び、わが国では初めてとなる興味をひく手段を通じて、数学を理解するだろう」とコメントしている。(c)AFP