【3月27日 AFP】メキシコの首都メキシコ市（Mexico City）で26日、「イースター（Easter、復活祭）」の前日に人形を燃やす「ユダの火あぶり」と呼ばれる行事が行われ、米大統領選の共和党候補指名争いで首位を走るドナルド・トランプ（Donald Trump）氏の人形が燃やされた。

　メキシコには、悪魔や政治家、そのほか嫌いな相手の張り子人形を作ってイースターの前日に燃やす風習があり、トランプ氏に対する怒りを発散する絶好の機会を利用し、メキシコの人々は同氏の人形を燃やした。

　トランプ氏は不法移民の流入を阻止するために、メキシコ側の負担で米メキシコ国境に巨大な壁を建設すると提案している。メキシコで今月行われた世論調査によると、同国でトランプ氏に対して否定的な意見を持つ人々は約61％に上った。(c)AFP