【3月26日 AFP】中国東部浙江(Zhejiang)省で、10代のバレーボール選手が体育館のトイレで女児を出産した後、茂みに女児を放置し試合に戻っていたことがわかった。国営メディアが25日、報じた。

 杭州日報(Hangzhou Daily)によると、少女は同省長興(Changxing)県で行われた18歳未満の全国女子バレーボール選手権で試合を撮影していた際に陣痛が始まった。トイレで一人で出産し「怖くなり」、体育館の近くの茂みに赤ちゃんを放置。その後体育館内に戻り、撮影を続けたという。

 現場を通り掛かった人が赤ちゃんを発見し、地面の血痕をたどって母親をみつけた。赤ちゃんと母親は病院に搬送されたが、ともに無事だという。

 中国では、社会や金銭的なプレッシャーにより、未婚者から生まれた赤ちゃんが放棄されることが時折ある。(c)AFP