【3月25日 AFP】フランス・パリ(Paris)近郊で24日、同国に対する攻撃計画で「進んだ」段階にあったとされる男が逮捕された。ベルナール・カズヌーブ(Bernard Cazeneuve)内相が発表した。

 カズヌーブ内相が記者団に語ったところによると、警察がパリ北西のアルジャントゥイユ(Argenteuil)で行った強制捜索が、「重要な逮捕」につながった。ただ、今回の攻撃計画は昨年のパリ同時テロ、22日のベルギー・ブリュッセル(Brussels)の連続テロのいずれに関しても「つながりを示す明白な証拠はない」という。

 逮捕された男はフランス国籍で、「攻撃計画に高いレベルで関与している疑いがある」とされ、「フランスへの攻撃を企てたテロリストのネットワーク」に属しているという。

 警官は共同住宅の他の住民を避難させた上で家宅捜索を実施。現場では、24日夜の時点でも捜索活動が続けられている。(c)AFP