NZ国旗変更をめぐる国民投票、現国旗支持が多数 暫定結果発表
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【3月24日 AFP】(更新)ニュージーランドの国旗変更の是非を問う国民投票で、暫定の集計結果が24日に発表され、英国旗をあしらった現国旗を支持する票数が、変更案の支持を上回った。
今回の国民投票を管轄する選挙管理委員会は、投票者の56.61%が現国旗を支持し、シルバーファーン(銀色のシダ)をあしらった変更案の43.16%を上回ったと発表した。
国旗変更の動きは、現国旗を英植民地時代の名残だと主張するジョン・キー(John Key)首相が先頭に立って推し進めてきた。現国旗が選ばれたことはキー首相にとって敗北を意味する。
キー首相はツイッター(Twitter)で「ニュージーランドは現在の国旗を続けることを選んだ。私はすべてのニュージーランド国民に、この旗を使い、受け入れ、そしてなにより、誇りを持つことを呼びかける」と述べた。
国旗変更の動きは政争の具になってしまったところもあるが、新国旗案が1万件以上も集まったころなど、国旗変更の議論がもっと軽やかだった時期もあった。
インターネットで最も人気だった国旗案の一つは、目から緑色の光線を放つキウイをあしらったもの。また、コーン付きのアイスクリームと羊を描いたデザインも人気で、デザインしたジェシー・ギブス(Jesse Gibbs)さんは、ニュージーランドで最も愛されている2つを選んだと説明していた。(c)AFP