モザンビークで発見の残骸は不明マレー機、「ほぼ確実」と豪政府
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【3月24日 AFP】(更新、写真追加)アフリカ東部モザンビークの海岸で見つかった残骸2片について、オーストラリアのダレン・チェスター(Darren Chester)インフラ運輸相は24日、専門家による分析の結果、2014年に消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便の一部であることが「ほぼ確実」になったと述べた。
チェスター運輸相は声明で「分析の結果、残骸がほぼ確実にMH370便のものだとの結論に達した」と説明。「これらの残骸がアフリカ東海岸で見つかった事実は、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)が作成した漂流モデルの結果と合致する。インド洋(Indian Ocean)南部で捜索活動を行ってきたわれわれの判断が正しいことも裏付けられた」と語った。
これに先立ち不明機の捜索活動を統括するオーストラリアの合同機関調整センター(JACC)は23日、南アフリカで新たに「エンジンカバーの一部とみられる」残骸が見つかり、南ア当局とマレーシア当局が協力して調査に向けた準備を進めていると発表していた。
南ア当局によると、この残骸は西ケープ(Western Cape)州の町モーゼル・ベイ(Mossel Bay)近郊の海岸で見つかったという。モーゼル・ベイはオーストラリアで分析された残骸の一つが発見されたモザンビークのリゾート地ビランクロ(Vilankulo)から2000キロ以上離れている。(c)AFP