【3月21日 AFP】インドネシアのスラウェシ(Sulawesi)島で20日、国軍のヘリコプターが悪天候の中で墜落し、これまでに12人の死亡が確認された。国軍が明らかにした。インドネシア国軍ではこのところ航空事故が相次いでいる。

 国軍の「ベル(Bell)412」ヘリコプターは、スラウェシ島中部の村ポソ(Poso)のKasiguncuで墜落した。ポソはイスラム過激派グループが反政府ゲリラ戦を展開している地域にある。

 国軍発表によると、ヘリには乗客7人と乗員6人が乗っていたが、離陸から35分後に墜落した。現場から12人の遺体を収容したが、乗員1人が行方不明で現在捜索を行っているという。墜落したのは予定到着時刻の10分前だったという。

 当時の天候は豪雨だったことから、軍報道官は悪天候による事故の可能性が高いとしている。(c)AFP