モロッコで味方サポーター同士が試合後に衝突、2人が死亡
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【3月21日 AFP】19日に行われたサッカーモロッコ1部リーグの試合で、ラジャ・カサブランカ(Raja Casablanca)のサポーター同士による乱闘騒ぎが発生し、2人が死亡、54人が負傷した。
同国最大の都市カサブランカ(Casablanca)に本拠地を置くラジャ・カサブランカは、ホームスタジアムのスタッド・モハメド・サンク(Stade Mohamed V)で行われたCRアル・ホセイマ(Chabab Rif Al Hoceima)戦に2-1で勝利した。しかしながらその後、サポーター同士による乱闘が発生。サポーターは発炎筒を投げたり、スタジアムの一部を破壊したりした。
同国メディアの報じた映像には、ラジャ・カサブランカのクラブカラーの緑に身を包んだサポーターが、互いに押し寄せ合う様子が映し出されている。衝突の原因は不明となっている。
モロッコ当局の声明によると、試合後に「破壊行為」により31人が逮捕された。また試合開始前にも同様の理由で10人が逮捕されている。また検察はこのファン同士のトラブルについて、捜査を始めている。
これを受けて王立モロッコサッカー連盟(FRMF)の規律委員会は、ラジャ・カサブランカに対して罰金10万モロッコ・ディルハム(約115万円)および、今後の5試合を無観客で行うよう処分を下した。また同クラブは、スタジアムの破壊行為による補償を迫られる可能性もある。(c)AFP