【3月21日 AFP】エジプトのシナイ半島(Sinai Peninsula)で19日、警察の検問所が武装集団に襲撃され、同国内務省によると15人が死亡した。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出した。

 襲撃を受けたのは、北シナイ(North Sinai)県の県都アリーシュ(El-Arish)近くの検問所。内務省は検問所が迫撃砲による攻撃を受けたと説明しているが、ISの犯行声明では、自爆犯が自動車を爆発させ、その後に戦闘員らが襲撃したとされている。

 内務省や治安当局によると、襲撃により兵士3人と警察官12人が死亡、武装集団側も5人が死亡した。

 シナイ半島ではIS傘下の組織が警察官や兵士を狙った襲撃を続け、これまでに数百人が死亡しているが、19日の攻撃はここ数か月で最も多くの犠牲者を出すものとなった。(c)AFP