国際スケート連盟、メルドニウム陽性で五輪金メダリストら3人を出場停止に
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【3月19日 AFP】国際スケート連盟(ISU)は18日、Bサンプルから新しく禁止薬物に指定された「メルドニウム(Meldonium)」が検出されたとして、ソチ冬季五輪のショートトラック男子5000メートルリレーで金メダルを獲得したセミョン・エリストラトフ(Semion Elistratov)を含む3人のロシア出身スケーターに対し、暫定出場停止処分を科したことを明らかにした。
2015年のショートトラック世界選手権で男子1500メートルを制しているエリストラトフは、同じくショートトラックのエカテリーナ・コンスタンチノワ(Ekaterina Konstantinova)、世界スプリント選手権で2度の優勝を果たしているスピードスケートのパベル・クリズニコフ(Pavel Kulizhnikov)とともに、持久力を高める効果があるとされている禁止薬物の陽性反応が出ていた。
ロシアの女子テニス選手マリア・シャラポワ(Maria Sharapova)は先日、1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2016)で行われたドーピング検査で陽性反応が出たことを公表し、自分がミスを犯したことを正直に認めた。
シャラポワの告白で注目を集めているメルドニウムは、東欧の多くの国で処方箋なしで購入できるが、米当局からは承認されていない。(c)AFP